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去年よりヤフージャパンのリアルタイム検索で、関連ツイートを検索できるようになるなど、ポータルもソーシャル化している印象をうけます。
韓国では、今月よりNo2ポータルのDAUMが検索結果をたくさん見られたページ順に表示する機能が追加されました。
基本無料で利用できるクックパッドで、人気レシピが気になるがために有料会員登録をするように、みんなが見てるものは気になるものですよね。
韓国のポータルはDAUMの「人気ページ順表示」以外にも、ソーシャルな仕組みをたくさん使っています。
Googleとヤフージャパンの日本語検索の結果がかなり一致するのに比べ、韓国のポータルサイトは同じキーワードで検索しても表示される順番も違いますし、検索結果ページのレイアウトもそれぞれです。
韓国ポータルシェアNo1のNaver、No2のDAUM、No4のNATEで同じキーワード「ブラウニー作り」で検索した画面で、ソーシャルな仕組みを紹介します。
※日本でよく使われているグーグルやヤフージャパンは、ワードを検索したときに関連ウェブがブログ・ウェブサイトなど関係なく並んでいるのに比べ、韓国のポータルは基本的にいくつかのカテゴリーで分類された状態で表示されます。
簡単にイメージできない方は下記のURLをクリックしてみてください
Naverで「ブラウニー作り」検索結果
DAUMで「ブラウニー作り」検索結果
NATEで「ブラウニー作り」検索結果
■【DAUM】ソーシャル・ピック
▲上:ソーシャルピックトップ画面
▲下:「男子卓球 銀メダル」ワードの画面
話題になっているワードをピックアップし、リアルタイム反応が集中されたベスト投稿や、内容までみせてくれます。
総合・時事・芸能スポーツなどカテゴリー別に分かれています。
人気ワード順で表示され、各ワードの右に検索数・ツイート数・コメント数が表示されています。
ワードをクリックすると(下の画像)リアルタイムで注目されている関連投稿とそれぞれのツイート数・コメント数をみることができます。
その下には関連コメントやツイートが表示されています。
■【Naver/DAUM/NATE】リアルタイム/ソーシャル検索
▲NATEのソーシャル検索
ログインすると本人と友だちのSNS投稿の中で検索を行うことができます。
また該当ワードで投稿しているユーザーをおすすめしてくれます。
検索結果では広告を除いて4番目にでてくるメニューです。
▲Daumのリアルタイム検索
DaumとNaverは検索ワードの関連ツイートを表示してくれます。
■【DAUM】検索結果人気ページ順表示
▲DAUM人気ページ表示画面
広告を除いて一番上に表示されます。
ニュースを除いて、ブログ・掲示板・ウェブページ・コミュニティーページなどから最も人気ある投稿が最大6つ表示されます。
この機能は「よく検索されるけど話題にならないワード」「単純な情報ではなくノウハウをもとめるワード」「生活に必要なワード」のようなものが対象です。
例えば「ブラウニー作り方」「パスポートの写真を可愛くとる方法」のようなものです。
■【Naver/DAUM/NATE】関連ブログ紹介
人気ページ順表示機能を始めたDAUMを除いて、関連ブログは検索結果で広告を除いた最上位に表示されています。
同じ検索ワードでも、使っているブログサービスによってそれぞれのポータルでの表示順位が異なります。
自社のブログサービスを持っているNaverではやはりNaverブログが検索上位を示してますね。
一方NATEではTstoryやDaumのブログが上位に表示されています。
>>NaverブログやTstoryについては下の記事を参考にしてください
韓国で人気の韓国産SNS7つまとめ
■【Naver/DAUM/NATE】コミュニティーの関連投稿紹介
それぞれ自社で運営するコミュニティーサービスがあり、格コミュニティー内の関連投稿が表示されます。
その中でもNATEは韓国最大SNSのCyworldを運営しており、検索結果にはCyworldの投稿も表示されます。
>>Cyworldについては下の記事を参考にしてください
韓国で人気の韓国産SNS7つまとめ
■【Naver/DAUM/NATE】知識IN
ヤフー知恵袋のような知識共有サービス
▲Naver知識IN2003年の広告資料(「どうして缶牛乳はないんだろう?」というコピーと真ん中にNaverの検索バー)
日本ではヤフー知恵袋をつかっている方が多いかと思いますが、韓国では断然Naverの知識INです。
1998年にポータル業界に登場してからヤフーコリアやDAUMなどの競合と戦い続けていたNaverが韓国No1ポータルサイトになったのは知識INサービスがきっかけといっても過言ではないでしょう。
Naverだけではなく、DAUMやNATEでもそれぞれサービスを行っています。
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こうやってリストアップしてみるとレイアウトの面で韓国のポータルサイトはGoogleやYahooに比べ情報収集をソーシャルネットワーキングに頼っている部分が多いように見えます。
どっちが使いやすいかは人それぞれだと思いますが、情報検索しながら他のみんなの考えからも参考にできるところは楽しいですね。