2013年1月11日金曜日
カカオトーク、PC版でプラットフォームの拡大を狙う?
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パソコンでカカオトークを使える日が近づいてきている模様です。
早ければ今年の2月〜3月にまずはWindowsPC版がリリースされると推測されています。
業界の関係者は、「PC版化かおトークはまずWindows用が公開され、その次にMac用が公開される予定。Windows用は3月までにはリリースされると思われる」との見解を見せました。
また別の関係者は「PC版カカオトークは現在通知のバグを修正している状況でリリースの日付を検討している段階」とも言及しました。
キム・ボムス議長は2012年11月の記者会見で「来年(2013年)にはPCサービスも発表できる予定」と言及しました。そのとき具体的な時期は明かしませんでした。
カカオはこれまでにPC版に関する問い合わせに対して、「PC版の要望は持続的にいただいているが、モバイルサービスに注力したい」という立場にこだわってきました。
昨年8月までも、「ユーザーがPCからモバイルに移行している状況でPCサービスにこだわる必要はない」とまで言っていました。
サービス開始から3年でカカオは「モバイルファースト」から「PCも」へ方向性を変えました。
PCでも収益モデルを作れるという自信がついたのでしょうか。
今までの実績をみて、カカオトークPC版に収益モデルを作る方法は数々あります。
今年リリースを予定している有料コンテンツプラットフォームの「カカオページ」、チャットルームで外部アプリを利用できる「チャットプラス(日本ではトークプラスという名称でサービス中)」、メッセージ基盤のマーケティングプラットフォーム「カカ友」はPC版でも十分に機能すると予想されます。
新たなモバイルゲームの流通プラットフォームで数々の伝説を生み出した「カカオゲーム」をPC版でサービスするのも考えられます。
これについてカカオは「以前の公式的な方針はPC版はサービスしないだったが、今は必要に応じて検討するという方向に変わった。ユーザーの要望が多いだけあって社内でも苦心している。今は導入を検討しているが、まだ決まったことはない」という見解です。
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韓国ではカカオトークのPC版を詐称した詐欺で、被害者が6万人、被害額が6億ウォン(約5千万円)に及んだ事件が起きるほど、ユーザーのPC版カカオトークへのニーズは高いです。
カカオがモバイルでプラットフォームを構築し蓄積してきた数々のノウハウで今度はPCでもプラットフォームを拡大するのでしょうか。
[翻訳/編集:Haetsal Lee][原文]