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2012年9月25日火曜日

子どもたちに大人気ロボット先生!韓国のAndroid基盤のスマート教育




▲画像出所:ETNEWSキボットで教育アニメを見ているシンウちゃんと弟くん。後ろはインドネシア人のママ。

「ママよりたくさん教えてくれるし、発音もいい!」
うれしげに言っているのは、韓国人パパとインドネシア人ママの多文化家庭で生まれたシンウちゃん。
アナウンサーが夢のシンウちゃんは、きれいな国語の使い方や文化をよく理解しなければいけないということがわかっています。
本を読んであげるのも簡単ではない多文化家庭のママたちに代わり、子どもたちに言語と文化を教えてくれているのはなんとちいさなロボット先生、キボット2。


キボットは通信会社のKTとITデバイス専門会社のiriverが共同開発した、乳幼児から小学生まで幅広く利用可能な教育ロボットです。
※KTは韓国大手キャリアのKT Ollehの会社です。
KT Ollehについては「韓国大手キャリア3社の特徴まとめ(SK telecom,KT olleh,LG U+)」をご参照にしてください。

前のモデルのキボット1は去年の4月に発売し、4ヶ月で1万台販売の実績を残しました。
キボット1は2011韓国ロボット大賞授賞式で、個人用サービスロボットの活性化に寄与した点が評価され大統領賞を受賞しています。
その成功をもとに、さらにアップグレードして発売されたのがキボット2。

キボット2はアンドロイドOS基盤の子どもむけのスマートデバイスです。

1GHzCPU、7インチワイドスクリーン、最大60インチサイズのビームプロジェクター、5百万画素カメラ、音声認識機能を搭載し、様々な種類のマルチメディア機能を楽しむのに最適化されています。

1●Kids shopの豊富なコンテンツ
▲画像出所:Ollehキボット公式HP(以下同一)

キボット2のコンテンツストアの「Kids shop」を通じてコンテンツが提供され、必要な教育コンテンツを親御さんが選別し利用可能です。
幼児用VODが8,300作ほど、小学生用VODが3,400作ほどと、のべ1万作を超えるVODが月額に含まれています。
また、アンドロイドOS基盤なのでGoogle Playなどの人気教育アプリ約600個をダウンロードして利用することもできます。

2●音声認識
事前に指定された約140個のワードでキボット2を動かしたり機能を実行させられます。
例えば、「前へ」と指示したら前に動き、「ママ」というとママに電話をかけられます。

3●ビームプロジェクト
搭載されたビームプロジェクターで映画館のように様々なVODコンテンツが楽しめます。

4●タッチ認識
キボット本体の様々な部位をタッチすると部位別に違う表情を行動を見せてくれます。
タッチ認識は学習にも活用されます。
例えば、体験英語学習「タッチタッチEnglish」ゲームを実行すると、キボット2のカメラが子どもをモニターに写し、子どもは画面に現れる英単語を直接触り運動しながら英語を勉強できます。

5●電話・メール機能
音声認識を利用し、映像通話と音声通話を簡単にすることができます。
文字カードでメール作成ができ、メールが届いたらキボットが読んでくれるので、字が読めない幼児でもメール機能が利用できます。

6●ホームモニタリング
親御さんが映像通話をしながらキボットを遠隔操縦しおうちにいる子どもの様子を確認できます。

7●その他
録音、カメラ、動画撮影、スケジュール管理、お絵かき、童謡演奏、自動走行、カラオケなど 便利な機能がたくさんです。

8●料金

利用料金は2年間端末分割契約にした場合、月々の支払い料金は44,000ウォン(約3,000円)で子どもにスマートフォンを買ってあげるよりはるかに安いですね。

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冒頭でキボットが多文化家庭で活用されている事例を紹介しましたが、実はKTは多文化家庭の子ども向けに「キボット支援事業」を行っているのです。
全国の多文化家庭支援センター、自治体、民間団体でキボット2を購入したら1+1で購入した台数分KTが寄贈するという内容です。
今まで493台のキボット2が全国の低所得の多文化家庭・親が障害を持っている家庭などに支援されました。
KTカスタマー部門社長は「世界最高水準のネットワークにどんな新たな価値を与えるか悩んでいたときに、過去やったことのあるロボット事業を掘り起こしたのがキボット」「キボット支援事業をさらに拡大し、サポートが必要な子どもたちを支えたい」と言及しました。

人の生活を豊かにし、笑顔にすることがITの真の目的になってほしいですね。


>>>キボット2の公式HP(韓国語)

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参考記事(韓国語)
ETNEWSの記事
KT Ollehの公式ブログの記事


 
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