今や全世界で9億人が使うSNS、Facebookを作ったマーク・ザッカーバーグは2004年設立当時はまだ学生でした。
韓国発のSNS、カカオトークも最初4人で作っていたものです。それがいまやユーザー数4000万人を超えたグロバールな人気サービスとなっています。
どんな優れたサービスでもスタートアップの時期はあるもの。
第2のFacebook,カカオトークになれる可能性を持つ有望なスタートアップベンチャーを支援するため、韓国では様々なコンテストが行われています。
いくつかあるスタートアップコンテストの共通点は「グローバル競争力のある企業」を支援すること。
数々の企業の中でも、特に各種コンテストで優秀し、海外進出に積極的に取り組んでいる韓国の有望スタートアップベンチャーをご紹介します。
1．IUM SOCIUS（イウム ソシアス） 【ソーシャル出会い系サービス】
韓国国内のソーシャル出会い系市場を開拓したベンチャーです。
青春男女マッチングサービス「IUM（イウム）」は韓国では説明が必要ないほど有名なサービスです。
使い方は日本のサービス、ソーシャルランチに似ています。
プロフィールを登録し、毎日12時30分におすすめ異性のプロフィールが届く。
気になったらOKボタンをクリック。
両方OKだと、お互いに連絡先が公開されオフラインでのデートにつながる仕組みです。
イウムの強みは運営チームの徹底した管理にあると思います。
・プロフィールを確認し、加入承認可否を決める
・プロフィールの完成度が高い順に加入承認がおりる
・男女比率1:1を保つために、調整している
・加入後にも、失礼なメッセージを送ったり、実際のデートでマナーが守れなかった人は、強制退会などの制裁もある
オンライン出会い系サービスのリスクを減らすための運営チームの努力が実り、加入者のうち実際の利用者が90%という非常に活発なサービスになっています。
現在会員数は28万人、月間売上げは1億5000万ウォンを記録しています。
イウムの代表は、国内ソロ男女が600万人に及ぶだけに、最低限100万人の加入者を集め、ソーシャル出会い形サービスの代表として成長したいという抱負を明かしています。
現在はスマートフォンのサービスに本格的に力を入れている段階です。
＞＞イウム公式HP
2．Health Wave（ヘルスウェイブ）【医療系サービス】
専門医療処方結果をアニメーションで見せてくれるサービス、Hi Chartを提供しています。
開発には現役医者が直接参加し、専門性を高めました。
Hi Chartは医療関係者と患者両方にサービスを提供しています。
医療関係者には、手術・施術・検査・投薬などの診療行為および医療情報をわかりやすくマルチメディア（MHI）に政策、加工します。
実際の診察室で医者が患者にMHIを処方すると、患者は処方されたMHIをいつでも確認することができます。
医者・看護師は診察の内容を説明する時間と努力を削減することができます。
Hi Chartに対し、医療関係者・患者両方とも高い評価をしていて、ガン手術患者196人にMHI処方システムで退院教育を実施した結果、96.8%の患者が「ちゃんと教育を受けられた」と評価したそうです。
日本でも少子高齢化が進み、地方では医者の人数が足りないという問題があげられていますが、Hi Chartのようなシステムで医療機関の負担を減らせば医者の人数が少なくても十分に医療サービスを提供できる道もあるのではないかと思います。
今後のご活躍が楽しみです。
＞＞Hichart公式HP
3．Weenu（ウィーヌ）【アート系サービス】
Weenuは、知性・才能・感性などをコンテンツとして販売するサービスです。
アーティストには、好きな芸術活動をしながら収益を得られるプラットフォームを提供します。
また、日常で芸術と接する機会が少ない一般大衆には、アーティストが中心になり教育コンテンツやキャンペーンを提供し、楽しさや個性溢れる芸術プログラムを経験することができます。
サイト上では作品を購入することもできるので、アーティストには収益を出すチャンスが、一般ユーザーには個性溢れる作品を手に入れられるチャンスが与えられる、お互いにうれしいサービスです。
※類似サービスとして日本にはCreattyがあります。
アーティストがウェブ上で簡単に自分の作品のギャラリーを作れるサービスです。
＞＞Weenu公式HP
＞＞Weenuオンラインショップ
4．KnowRe（ノーリー）チーム【教育系サービス】
学生一人一人にあうようにカスタマイズされた、世界最高の教育プラットフォームを目指すKnowReチームです。
KnowReは数学に特化しています。
数学は、教科過程で最も大きい比重を示しているにもかかわらず多くの学生が一番難しいと思っている科目。
どんな科目よりも論理的な問題解決能力を要求し、カリキュラムごとの関係性も明確です。
そのため一度遅れたら軌道にのるのがとても難しい。
そして、世界的に同じカリキュラムで勉強する科目なのでグローバル市場を目標にできるというのが、KnowReチームが数学に特化した理由です。
タブレットやモバイルをメインに、学生一人一人に合わせた数学学習プラットフォームのKnowReは、現在世界市場を対象にサービス開発中です。
＞＞KnowReチーム公式HP
5．イージーワークス【リクルーティングSNS】
LinkedINのような、リクルーティングに特化したSNSのYeatiを開発しています。
イージーワークスチームの代表は13年間ヘッドハンティングの仕事をし、求職者の魅力と才能が一目でわかるグローバルモバイルサービスの必要性を感じたそうです。
リンクドインと差別化された点は「イメージ」をアピールできること」。
文字だけではなく、画像・動画・音声・文書などをアプリにアップできるので、その人がどんな人物なのかを効果的にイメージすることができます。
Yeatiはまだ本格的にサービスを提供していないですが、アメリカのシリコンバレーに進出し、投資を受けながらサービスを本格的に育てる予定だそうです。
求職者の魅力がわかりにくい現状のリクルーティング制度に問題意識を持ち、ソーシャルメディアを利用したリクルーティングが近頃人気を集めていますよね。
アメリカのシリコンバレーで鍛えられたYeatiの今後の展開が気になります。
参考記事（韓国語）
Etnewsの記事
StartupbattlekoreaのHP
韓国経済新聞の記事
Ohマイニュースの記事
Zumニュースの記事
Marketing Wizardさんのブログ記事
Etnewsの記事
Paranニュースの記事
