過去のエントリーで韓国のスマホ市場事情だったり、カカオトークを使ったマーケティングなどモバイル関連の記事を中心に書いてきました。
しかし、韓国のITを語るときに個人的におしたい点に「ウェブホームページの見やすさ、かっこよさ」もあります。
Korean IT newsを運営するリンケイジアのHPもとてもかっこいいのでおすすめしたいところですが、
本日は「WebAward Korea2012」総合医療分野とモバイル医療分野でそれぞれ最優秀賞をとった高麗大学病院のHPをご紹介したいと思います。
▼トップページはこんな感じ
全体的に高麗大学病院のイメージカラーで構成されていて、統一感あってシンプルな雰囲気ですね。
真ん中の画像には、「JCI認証獲得、世界で一番安全な病院」というコピーとともに高麗大学病院のロゴが掲載されています。
おすすめポイント１
ユーザーが使いたい機能を探すために迷う必要がない
トップ画面の一番よく見える場所に思いっきり大きいボタンで、
よく使うメニュー、予約システム、医療陣紹介
の3つが並んでいます。
これをクリックすると、下の画面が表示されます。
一番左の「よく使うメニュー」には、
診療案内、アクセス、電話番号案内のように病院の基本情報と
予約照会、証明書発行、マイページを見ることができます。
真ん中の「予約システム」では、電話予約、総合検診予約、オンライン予約ができます。
右の「医療陣紹介」は、所属医者の紹介および各医者が取り上げられた記事などを見ることができます。
そして名前の右にあるボタンで医者を指定し予約することができます。
おすすめポイント２
ユーザーが知りたいであろう情報がたくさん！しかもシェアボタンまで付いてる！？
メニューバー左から4番目の「医学情報」から、
病気情報・検査情報・先端医療機器紹介・服薬情報・栄養情報・医学コラム・自己診断・健康講座の動画を見ることができます。
例えば栄養情報だと、
検索バー、よくみられている記事、そしてその下に全体のリストで数多い栄養情報を得ることができます。
これらの情報は、高麗大学病院の関連診療科で用意したものなので、情報の信頼性も高いです。
そしてすでに気付いたかたもいらっしゃるかもしれませんが、これ！
ツイートボタン、スクラップ、コンテンツをメールで送信ボタンに、RSSボタンまでついています。
企業のソーシャルメディア活用、SNSで拡散のメリットはここでわざわざ語る必要もないでしょう。
おすすめポイント３
ユーザーとのコミュニケーションがHP内で活発に行われている。気軽に健康相談のできる場を設けて来院につなげている。
トップページの下段の真ん中に「健康相談」ボックスがあります。
「健康相談」の画面に入ると、
このように各診療科の専門医のリストが並びます。
専門医を指定して病気に関する相談することもできますし、栄養・服薬関連の相談など幅広い内容で質問することができます。
質問の投稿は、公開と非公開設定が選べて人に見られたくない内容は非公開にできます。
問い合わせの内容は、2営業日以内には返答されている様子で、病院側がWEBの運営にも力を入れていることがよくわかります。
いろんなサービスを設置してるだけではなく、しっかり運用もできている点に用注目です。
【まとめ】
「病院」の保守的な面から果敢に抜け出し、顧客中心の使いやすく革新的なWEBサイトになっているのではないかと思います。
全体的なデザインは、高麗大学病院のイメージカラーで構成され、統一感を持ちつつ病院のアイデンティティーがよく反映されています。
トップページで迷うことなく必要な機能がすぐわかるようになっているレイアウトや、ユーザーに価値のある情報の提供などまた訪問したくなるホームページかと思います。
上記ではふれませんでしたが、顧客の利用形態によって、よく使うページをマイページにまとめてみれるようになっています。
WEBセキュリティーを強化して各種証明書をHPで発行できるようにしたり、簡単な質問がウェブ上でもできる仕組みになっていたりと、HPがオフラインの病院の業務を補完するものとしても活用されていますね。
＞＞高麗大学病院のHP（日本語にも対応していますが、レイアウトが変わります）
