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2012年7月26日木曜日

100m歩くたびに1ウォンが子どもの義足を作るのに寄付される~韓国の社会的企業が開発した社会貢献アプリBig Walk~

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「人間の日常的な活動を寄付につなげる」というミッションで活動している韓国の社会的企業(ソーシャルベンチャー)のビックウォークはとあるアプリを運営しています。


アンドロイドアプリ「Big walk」は、100m歩くたびに1ウォンが寄付される仕組み。
集まった寄付金は、※切断障害を持つ児童の義足を買うのに使われます。
※切断障害とは:病気や事故、戦争で手足の一部を失った人物、先天的に手足が欠損している人物など。by.Wikipedia


アプリの機能はシンプルです。


■アプリを起動してあるく
■歩いた距離だけnoon(ポイント)がたまる
■集まったnoonはすぐに寄付される
(1noon=1ウォン)

歩いた記録はSNSで友だちに共有することもできます。
そしてリアルタイムで寄付状況を確認することができます。(上記画像内、いちばん右の画像)



この活動を始めたハン・ワンヒさんは、韓国大手キャリアでデザイナーで働いていました。
デザインの才能寄付活動をしていたとき初めて切断障害を持つ人に出会い、
「歩くということがある人には大切な夢かもしれないことに気付いた」そうです。
そして去年、会社を辞めて仲間を集め今年の4月にこのアプリを発表しました。
まさに、歩くことで誰かの「歩く夢」を支援するサービスです。

>ソーシャルファンドレイジングサービス「グッドファンディング」を利用し寄付目標額を達成した画面


寄付金は、アプリの画面に表示される広告の収益金から払われます。
昨日Facebookページで発表したものによりますと、アプリを通じた寄付金が100万ウォンを突破したそうです。
寄付はアプリ経由だけではなく、個人向けに寄付を募ったり、Bigwalkで歩くイベントを企画したり活発に活動していてBig WalkのFacebookページでは随時寄付状況や活動報告が行われています。


義足をひとつ作るのに400万ウォンが必要ですが、特に成長期の子どもの場合、成長に伴い義足も新しく作り替えなければならないため、政府の支援金だけでは限界があるそうです。
支援することもは「韓国切断障害人協会」より紹介してもらいます。

今はまだ寄付額の規模も、社会への影響力も大きいとはいえないかもしれません。
しかし、寄付文化をもっと気軽にできるものにしたいというBig Walkの活動は社会貢献の面でのITの可能性を改めて考えさせれらるものではないかと思います。
実際アプリを起動して歩くだけで寄付されるので、いつでも気軽に続けられますしね!
歩くことで自分の健康を守り、切断障害の子どもたちの「歩く夢」を支援する「Big Walk」の今後の活動がとてもたのしみです。


>>Big walk公式サイト(韓国語) 
>>Big walkアンドロイドアプリ ダウンロード(韓国語)
iOS用は準備中だそうです。


※日本には歩く&走ることで社会貢献ができるアプリ「Road+」があります
Road+は法人からの寄付を基盤にしたモデルで、Big walkは個人の寄付を基盤にしたモデルという点で異なりますが、歩くことで社会貢献できるというコアの部分は共通していますね。



 
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