2012年11月21日水曜日
韓国ではこんなゲームが人気!2012韓国ゲームコンテスト受賞作10選
Tweet
1996年度より毎年開催されている、一年間最も愛されたゲームを選ぶ「韓国ゲームコンテスト」が今年も開催されました。
この授賞式は、政府機関の文化体育観光部や電子新聞社、スポーツ朝鮮紙、社団法人韓国ゲーム産業協会が主催するものです。
受賞作の選定は審査委員会・一般人ネット投票・専門家・ゲーム業界人により決められ、特に人気ゲーム賞の場合は、一般人のネット投票の比重が80%と実際のユーザーの意見が多いに反映されています。
大賞(大統領賞)になった作品は優勝トロフィーと1千万ウォンの賞金が与えられます。
>>2012年韓国ゲームコンテスト公式HP(韓国語)
韓国のゲーム市場規模は、2012年度には10兆ウォン(約7,431億円)に達すると予想されています。これは日本の1.4倍にあたる数値です。2年後の2014年には市場規模が15兆ウォン程度に拡大されると予測されていて、今後のさらなる可能性も潜められた市場でもあります。
データ参照:ゲーム業界人必見!2012年韓国ゲーム白書〜国内ゲーム市場規模は日本の1.4倍の7431億円に〜
2012年、韓国で最も愛されたゲームの受賞作10つをご紹介します。
1【大賞】Blade&Soul(ブレイド&ソウル)
制作会社:NC Soft(韓国)
ジャンル:MMORPG
大賞以外にも、技術賞のグラフィック/キャラクター/サウンドの3部門にも同時受賞しました。
製作期間は6年、制作費用は500億ウォン以上の力作です。
今年の6月に正式サービスを開始し、同時接続人数25万人を突破するなど、いい成績を残しました。
>>公式サイト(英語)
2【最優秀賞】Viking island(バイキングアイランド)
制作会社:Wemade entertainment(韓国)
ジャンル:SNG(モバイル)
カカオトークと連動しているモバイルソーシャルゲームです。
自分の島を作り、友達とリアルタイムで日常を共有しコミュニケーションできます。
累積ダウンロード件数は200万件を突破、iOSとAndroid両方で利用可能です。
>>公式サイト(韓国語)
3【優秀賞-PC/ビデオ部門】DJ max Technica tune
制作会社:Pentavision(韓国)
ジャンル:音楽ゲーム
人気音楽ゲームDJmaxシリーズで、PS vita専用ソフトです。
日本でもサービスしています。
>>公式サイト(日本語)
4【優秀賞-オンライン部門】三国志
制作会社:NEXON(韓国)
ジャンル:MMORPG、ウェブ戦略
三国志のストーリーをもとに作られたRPGです。
PC、スマートフォン、タブレットで、ゲームをダウンロードする必要なく楽しめます。
PCとモバイル機器で完璧に連動されるマルチプラットフォームゲームを提示したとして、同時に技術賞のゲーム企画/シナリオ部門でも受賞しました。
開発者の金テゴン氏は、同授賞式で優秀開発者賞を受賞しました。
>>公式サイト(韓国語)
5【優秀賞-アーケード/ボード部門】アクションじゃんけん
▲画像出所
制作会社:Deinko Games(韓国)
ジャンル:ボード
じゃんけんの基本ルールがわかっていれば誰でも楽しめるシンプルなボードゲームです。
>>公式サイト(韓国語)
6【優秀賞-モバイル部門】AnyPang(エニパン)
制作会社:Sunday Toz(韓国)
ジャンル:パズル(モバイル)
カカオトークと連動し、数々の伝説を生み出したパズルゲームです。
1,500万人がダウンロード、一日ユーザー700万人、同時接続人数200万人という記録を達成しています。
開発者のSunday Toz(サンデートズ)は創業して3年ほどのスタートアップで、現在も30人規模です。
>>参考記事:LINEがゲームプラットフォーム化する前に押さえておきたいカカオトークの成功ゲーム7選
>>公式サイト(韓国語)
7【人気ゲーム賞-PC/ビデオ部門】Diablo3(ディアブロ)
制作会社:Blizzard Entertainment(米国)
ジャンル:MO RPG
アメリカBlizzard社(ブリザード)の人気作Diabloの3作目です。
今年の5月にサービスを開始してから韓国でも全国的に話題を引き起こしました。
>>公式サイト(英語)
8【人気ゲーム賞-アーケード/ボード部門】FERMAT(ペルマ)
制作会社:JOEN(韓国)
ジャンル:ボード
17世紀フランスの著名な数学学者の名前にちなんだ数学教育ボードゲームです。
足し算、引き算、かけ算、割り算を楽しく練習できるコンテンツとなっています。
>>公式サイト(韓国語)
9【人気ゲーム賞-オンライン部門】League of Legends(リーグオブレジェンド)
制作会社:Riot Games(米国)
ジャンル:AOS
ゲーム自体の人気はもちろんのこと、様々な社会貢献活動でもいい評価をもらっています。
オンラインゲーム人気ランキングでは16週連続30%以上のシェア率で1位の座を守りました。
1999年度より13年間e-sports領域の王様だったStar Craft(スタークラフト)の今年のリーグ戦の観客が約1,000人だったのに対し、League of Legendsのリーグ戦には約5,000人の観客(そのうち3,000人が有料入場者)が来たことを考えると、League of Legendsの影響力のすごさがわかります。
>>公式サイト(韓国語)
10【人気ゲーム賞-アジア特別賞】鹿鼎記(ろくていき)
制作会社:Chanyou
ジャンル:MMORPG
韓国と中国が協力して開発したゲームです。
著名な作家、金庸(きんよう)の人気小説「鹿鼎記(ろくていき)」のストーリーをメインに作られました。
4年という開発期間と8,000万ドルの開発費が投入されました。
>>公式サイト(英語)
ーーーーーー
2012年はスマートフォンの急速な普及(現在スマトーフォン普及率は総人口の約60%)にともない、モバイルゲーム市場も大きく拡大した一年だったと思います。
カカオトークのゲームプラットフォーム化はそれに火をつける事件でした。
モバイル分野以外にも、日本のGREE,Mobageを含め海外のゲーム会社が韓国に支社を作ったり進出するなど、韓国国内ゲーム生態系でグローバル競争が増しました。
上記授賞式で海外のゲームが3部門も受賞しているということは、国内市場でのグローバル競争が深化したことを証明するわかりやすい例だと思います。(例年海外のゲームは多くて1部門受賞)
《参考記事(韓国語)》
etnewsの記事
betanewsの記事
stoo.comの記事