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▲リクルートスーツもこんなにかっこよく着れたらいいのに…
あともう少ししたら大学3年生を中心に就職活動が始まる時期ですね。
就活生といえばリクルートスーツというイメージが真っ先に浮かぶのは私だけではないはずです。
それほど多くの就活生が購入していますが、実際就活が終わったら着ることはほとんどないでしょう。
短い期間だけのために何万円も払ってリクルートスーツを買うのがもったいない気がしなくもないです…
就職活動の一環でスーツを購入するのは日本だけではありません。
競争社会の韓国でも入試地獄を乗り越えたら今度は凄まじい就職難が待ち受けています。
そしてもちろんスーツも必要になってきます。
しかしながら韓国の大学生は就職難以外にも、金銭的な問題でも悩まされている人が多いです。
大学進学率が9割近い高学歴社会韓国では、半数以上の学生が社会に出ると同時に学費の借金を抱えることになります。
その借金というのが、平均1,308万ウォン(約100万円)とかなりの金額。
そんな大学生たちにとって就職活動のためのスーツを購入するのはかなりの負担です。
実際韓国の就活生の91%がスーツを購入するのが負担になっていると答えています。
しかも、涙流して購入したそのスーツもいざ社会人になったら着ないのがほとんど。
そんな厳しい現状ですが、スーツを購入するのが負担という就活生にも、着なくなったスーツの処分に困るという先輩たちにもうれしいサービスがあるのでご紹介します。
スーツを寄付した社会の先輩にはソウル市の市長もいることで話題になっています。
●Open Closet
Open Closetはよく着ないスーツを持っている先輩たちと、スーツが必要な就活生をつなげるプロジェクトです。
スーツを寄付したい人は
スーツを借りたい就活生は
こんな手順でサービスを利用できます。
▲こんな感じでスーツがメッセージとともに寄付されています(画像:Facebookページ)
スーツを借りるのにかかる費用は、5,000ウォン~10,000ウォン(350円~700円)とお手頃。
こんな安い値段で運営するのは、収益を出すためのビジネスではない社会貢献プロジェクトであるためです。
ソーシャル市長で有名な現ソウル市長のパク・ウォンスン氏も、選挙活動のときに着ていたスーツを2着寄付したそうです。
現市長が選挙活動で着てたスーツって、縁起がいいですね。
パク市長以外もOpen Closetの趣旨に共感した多くの人が寄付してくれているそうです。
生活苦に就職難でつらい思いをたくさんしている就活生のみなさんが、先輩たちの思い出の詰まったスーツで堂々と合格してほしいですね!
全世界の就活生がんばれ!
>>OPEN CLOSET公式HP(韓国語)
>>OPEN CLOSET公式ブログ(韓国語)
>>OPEN CLOSET公式Facebookページ(韓国語)