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2012年12月10日月曜日

国内ゲーム市場7400億円規模の韓国、次のブームは日本発カードバトルか?

photo credit: striatic via photopin cc

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※本記事はZDnet Koreaの記事を元に作成したものです。

過去モバイルゲーム市場で農作物などを育てるファーム類が人気を集めたとしたら最近は「Any Pang(エニパン)」「Candy Pang(キャンディーパン)」などといったパズル類が最高の人気を誇っています。
こんな中、韓国で次ブームとなるモバイルゲームジャンルとして期待されているのが、「TCG(トレイディング・カード・ゲーム)」。
日本では通称「カードバトルRPG」と呼ばれているものです。

TCGはカードの特殊機能を使った戦闘をメインにしたゲームで、ユーザーはクエストを通じてカードを獲得したり、ショップで購入する方式で攻撃力・防御力の高いカードを収集します。

12月現在、韓国でTCGモバイルゲームが次々とリリースされています。
韓国国内開発会社の作品に続き、日本で実績を残したタイトルもリリースされる予定です。
今話題のTCGタイトルを3つご紹介します。


1●韓国国産シミュレーションTCG:ミステリーチェイサー


POINTERS(ポインタース)が開発したシミュレーションTCG「Mystery Chaser(ミステリーチェイサー)」。
先月の11月23日にリリースされました。

《特徴》
・8人の探偵が仮想の都市で発生した事件を解決していくシミュレーション基盤カードバトルゲーム
・ストーリー基盤の追跡操作や探偵対戦および共同捜査など様々な楽しみ方を提供
・カードの能力をアップグレードできる強化システム
・同じレベルのカードを4枚集めて新しいカードを獲得するカード調合システム
・格キャラクター固有の特殊効果で得られるカード復元システム
・レベルアップやステータス分配でキャラクター育成
・友達とカードバトル、共同戦闘、プレゼント、宝の奪い合いなど

>>iOS app storeページ(韓国語)

2●Million Arthur(拡散性ミリオンアーサー)


SQUARE ENIXの人気作「拡散性ミリオンアーサー」も近々韓国でサービスを開始する予定です。
このゲームは、韓国でも一部iOSユーザーが日本語版をダウンロードしてプレイするなど、正式ローカライズ前からの人気作品です。
韓国にローカライズの際に、「児童・青少年の性保護に関する法律」の規制により、一部女性キャラクターの露出度が高いイラストを修正するなど、困難も多々あった模様。
現在、Actoz softがミリオンアーサーの公式Facebookページをオープンし、無事ゲームリリースの下準備を完了した状況だそうです。

実際のリリース日程は今月中公開される予定です。

>>拡散性ミリオンアーサー日本語版

3●Lord of Knights(ロード・オブ・ナイツ)


Aimingが開発した人気タイトルです。
12月5日より韓国でサービスを開始しました。

>>Lord of Knights日本語版


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ビデオゲームだけでなく、ソーシャルゲーム部門でも日本のゲームが韓国に進出している事例は多いです。
特にDeNA mobageは韓国No2ポータルサイトのDaumと組んで「Daum Mobage」というゲームプラットフォームを構築し、次々とゲームを発表している状況。
また、GREEも韓国の企業を買収し、T store(Androidアプリマーケット)と提携するなど、活発な動きを見せました。

しかし、実際に「日本のモバイルゲーム○○○が韓国で大人気!売上爆発!」というニュースはなかなか聞き覚えがありません。

今年の年末は上記でご紹介したTCGを筆頭に、韓国で日本発ソーシャルゲームブームが起きるかどうか、要注目です。

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